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日々のあれこれ

生命保険のカラクリ

昨日、6月19日は、インターネットを主な販売チャネルとし、独立系生命保険会社としては74年振りに設立されたことで話題となったライフネット生命の創業者、岩瀬大輔さんの講演を聴きに行った。以前内藤忍さんの講演を企画したFPWAVE主催のセミナーだ。場所は梅田のグランドビル。午前10時30分〜12時までが岩瀬さんの講演で、その後に参加者を交えた簡単な懇親会がセットされていた。

今回セミナーに参加しようと思ったのは、岩瀬さんの『生命保険のカラクリ』という本を読んだことがきっかけ。この本では、国際的に見て異常にに高い日本の生命保険の保険料の仕組みと、それを支える顧客無視ともいえる生保業界の体質が見事に書かれ(暴かれ)ていた。かれがライフネット生命を設立した理由は、そのような業界慣行を変革してきたいと思ったからだという。もちろんそこに大きなビジネスチャンスがあると感じたこともあるのだろう。

講演の内容は岩瀬さんの生い立ちから始まり、ライフネット生命を立ち上げるまでのいきさつ、創業してから現在にいたるまでの過程等の話が中心だった。東大在学中に司法試験に合格、ハーバードのMBAで成績上位者として表彰という華々しい経歴からエリート然とした人かと思っていたが、意外と気さくな感じを受けた。ただ、やはり話は抜群にうまい。

岩瀬さん自身は別に最初から生命保険業界に挑戦しようと考えていたわけではなく、とある投資家から勧められたのが発端というのは意外だった。また、ライフネット生命についても、起業当初から順風満帆だったのかと思っていたが、最初は知名度不足からくる加入者の伸び悩みに相当苦しんだらしい。転機となったのが、生命保険の原価開示を決断したこと。相当メディアで取り上げられようだ。たしかにぼくがライフネット生命に注目したのもこの件からだったように思う。

とりあえず持っていた『生命保険のカラクリ』にサインをしてもらった。ぼく自身はあえて必要性を感じていないので現在生命保険は加入していないが、今後必要にせまられた際はライフネット生命を第1に検討したいと思う。そう思わせる魅力的な講演だった。

生命保険のカラクリ

生命保険のカラクリ