Shouting Fire in a Crowded Theater

日々のあれこれ

IT社会の経済学

副題は「バークレー流入門講座101」とある。本書は、人気経済ブログ「経済学101」から主にITに関係する記事を集めて、1冊の本にまとめたものだ。「経済学101」については、以前このブログでも紹介したことがある(「定期的に読んでいるブログ」)。なお、「経済学101」自体は、最近経済学の啓蒙を目的とした新たなプロジェクトとして再スタートをきったもようだ。

IT社会の経済学 ?バークレー流入門講座101? (インプレス選書)

IT社会の経済学 ?バークレー流入門講座101? (インプレス選書)

ブログ当時からコンセプトを含め著者のセンスの良さには感心していたが、今回本書を読んで改めてその思いを強くした。IT関係の最新の話題をミクロ経済学に基づいて分析するというのは、なるほどありそうでなかった企画だろう。ITということで、取り上げられている話題はアメリカが中心だが、今後の日本のビジネスシーンを予測するうえでも役に立つように思われる。(facebookを含む)オンラインの実名/匿名志向の違いを、日米の労働市場の流動性と結びつけて解説している箇所はやはり秀逸だ。平凡なタイトルが若干残念だが、文章も平易で読みやすい。おすすめにあげておこう。
フェイスブック 若き天才の野望

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